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「お勉強する」1回目は、私たちが習う盆栽教室のT先生に先生が思う盆栽についてお話していただきました。
時代とともに変わってきている盆栽のかたち。それはT先生も盆栽屋さん、苗木屋さんがどんどんつぶれていく中で感じてきているようです。
「昔からの盆栽は、5-10年かけてやっと盆栽と言えるかたちを作って楽しんできました。でも、この目紛しい世の中(現代)では、それを待ってはいられなくなってきています。すぐに、結果が見えて楽しめる盆栽のかたちが好まれるようになってきました。」
確かに、今は昔と違って、趣味を楽しむ時間は限られてきています。それに、都会に住んでいると、マンションや、アパート、一軒家でも庭がなかったり、場所も限られてきています。狭い空間でも楽しめる盆栽のかたちを考えなければらなくなりました。たとえば、豆盆栽や、ミニ盆栽など、小さくて狭いスペースでも楽しめる盆栽が増えてきていますね。
「そこで私の思う盆栽とは、一本の木を鉢に植えて眺めるのではなく、誰にも盆栽の良さと面白さを理解できる『ミニ風景盆栽』です。
『ミニ風景盆栽』とは、“箱庭”のように風景を石や砂、庭の添景物、人形等を組み合わせて作る盆栽です。
小さい頃に誰でも一度は遊んだ“箱庭”。川から石など拾ってきては池や川みたいなものを作り水を流し楽しんでいました。一本の木を鉢に植えて眺めるのも良いのですが、自分なりに演出してその風景を楽しむそんな盆栽が現代の盆栽のかたちかな?と私は思います。」
T先生のお話を聞いていると、盆栽をまだまだ知らない私たちでも楽しく自分なりの盆栽のかたちを探していけるような気持ちになりました。
今後もT先生に、昔ながらの盆栽も含め、自分なりの盆栽のたのしみ方を学んで行きたいと思います。
「マン盆栽パラダイス」
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