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スタッフコラム このページは、盆栽・苔、盆栽につながる場所やイベントをスタッフが訪問!その時のレーポートをご紹介します。
ぼんさいについて
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No.44 伊東正明×湯川紀子 ふたり展「器と苔玉」
13.03.18

今回は、代官山にあるギャラリー無垢里にて開催されました、伊東正明×湯川紀子 ふたり展「器と苔玉」のレポートです。

会期中は、多くの皆様にお越し頂きました。
再会や新しい出会いが沢山ありました。皆様のおかげで、無事に終了する事ができました。心より感謝申し上げます。
また、ギャラリー無垢里の皆様、ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。

今回、陶芸家の伊東正明さんとは昨年の東府やさんの展示でご一緒させていただきました。
私も伊東さんのみかん灰釉の器のファンの1人。
好きなうつわに苔玉をコラボできるのが本当に楽しみです。

日々成長していく草花たちのその瞬間の出会いは私たちに何を気づかせてくれるのでしょうか?

【植物の日々の変化 瞬間に気づき想う事】
実はこの展示の日程が決まってから、3月1日からということで、芽吹きには少しはたいかな、と植物がめざめるかとても不安でした。

が、このDMの写真撮影は1月中旬。
まだ寒くどの苔玉をDMのモデルにしようか迷っていました。花が少ない時期でも、ぱっと映える苔玉を撮りたい。
そんな事を考えていた矢先に、ふっと見ると、ベランダの姫芙蓉の苔玉が一輪花開こうとしていました。



この瞬間、このタイミングは偶然でしょうか・・・
私が悩み素材を探していた事をしっていたのでしょか・・・

この瞬間に気づき、出会えた事に感謝しながら撮影しました。
伊東さんの作品にのせた瞬間、この子は本当にこうなるべきものだったのだと、確信しました。

植物に手を加え苔玉に仕立てる事はできますが、花を咲かせたいときに咲かせたり、葉を散らないようにさせたり、自由にコントロールすることはできません。
だからこそ驚きや感動があり、自然の中に自分がいる事を気づかせてくれるのですが、、、。

その後少しずつ芽を膨らませる苔玉達をそっと見守りつつ、今回の展示を迎えました。

【展示初日】
春一番が吹いた日。
この展示に合わせたようにDMと同じ種類の姫芙蓉の苔玉が花を咲かせてくれました。
DMを見てこの展示を見に来てくれる人もきっといるだろう。
そんな時にその姿はすでに見られない、、、。
と、ずっと心にひっかかっていた不安と申し訳ない気持ちがこの姿を見て安堵へ変わりました。
姫芙蓉さんありがとう。

ギャラリー入口では、姫芙蓉の花がしっかりみんなを迎えてくれた。
どこか凛とした姿で、小さいながらも大きな存在感。
ほんに凄いと思う。







室内の心地よい温度に次は私といわんばかりに、みんな蕾を膨らませていきました。
少ししか芽吹いていなかったモミジも鳥の羽のように葉を広げ、初々しい姿を見せてくれました。



【展示2日芽】
ギャラリーにつくとまずは水やりから。
室内が空調でかなり乾燥していた。水は長めに15分くらい浸してあげました。
飾られる器や場所によってさまざまな姿を魅せてくれる。
少し見られていると言う緊張感もありながらも、私たちを優しく迎えてくれているような気がしました。

ふとみると、花が咲き終わったフキタンポポの苔玉が、今日は綿毛姿に変身していました。
昨日迄は、少し白い綿毛があったくらいなのに、、、。
春って、イメージチェンジをしたくなる季節でもある。きっと植物も同じなんだ。





【展示3日芽】
3日目も姫芙蓉の花は奇麗に咲きつづけています!すごい!
今日は3月3日ひなまつり。という事で、この展示のために伊東さんが陶の屏風を作ってくださいました。
そこに、梅を飾って祝いました。
初日は咲いていなかった梅も今日は2つも咲きました。
めでたい!めでたい!
梅の花は本当に奇麗でじーとずーっと見ていたくなります。



【展示最終日】
今日の都内は、小春日和。
天候にも恵まれて無事に最終日を迎える事ができました。
最終日、皆さんをお迎えしていた姫芙蓉さんも花を閉じてお休みに入りました。
でも随分長く咲いてくれました。頑張ってくれました。
ほんとに、今回の展示では、日々の植物の変化を目の当たりにした気がします。
時期が早いかと不安でしたが、逆にこの時期のこの瞬間にしか見れない植物の姿を見る事が出来て新鮮な展示となりました。



右は、私の師匠である先生との写真です。
最終日に遊びに来て下さいました。
私がこうして苔玉を作って、活動できているすべての原点です。
先生ほんとうにありがとうございます。

最後に、今回も皆さんの声や笑顔は、苔玉や私にとっての心の肥やしとなりました。
これからも頑張りますのでどうぞ宜しくおねがいします。