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スタッフコラム このページは、盆栽・苔、盆栽につながる場所やイベントをスタッフが訪問!その時のレーポートをご紹介します。
ぼんさいについて
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No.42 加藤文子さんの植物 ー夏を聴くー
12.09.11

今回は、那須のギャラリー五恵夢で開催されました「加藤文子の植物 ー夏を聴くー」の模様のご紹介です。

那須を訪れたのは8月の中旬、今回の加藤さんの展示は前期、後期とわかれていて、前期の最終日に行ってきました。

まだまだ猛暑が続く東京でしたが、那須にあるギャラリー五恵夢は、森に囲まれて肌に触れる空気と温度は全然違っていました。

今回の舞台は、普通のギャラリーの箱の中ではなく、この楽園のような森の中。虫たちが遊び回り、鳥たちが奏でる歌声を聞きながらログハウスのデッキに向かうと長い時を経て作り上げられた加藤さんの盆栽(小さな鉢の中の自然の世界)に出逢えました。



広大な自然の中にある小さな宇宙。時の流れを感じる盆栽たち。盆栽たちを眺めているとふっと時肩の力がぬけ、都会の忙しい時間がとまり、ゆっくりとした自分の時間が流れていました。



鉢の中の植物たちはいきいきと育ち、植物の持つそのものの力強さと美しさは本当に素晴らしかったです。





中にはもともと育っていた植物は枯れてしまい他から飛んできた種が新たに鉢で育ち命をつなげていくものもいました。何年、何十年と育ててその変化と共に暮らし、楽しむ。そんな盆栽を一つでも作り上げて行きたいものです。



加藤さんの盆栽のもう一つの魅力は、自作の鉢や陶芸家の小沼さんの鉢です。
時が経てばたつほど鉢と植物が一体となり、まるでその姿は1つのイキモノのようです。植物を植える事により命をもらい、生き続ける。鉢は脇役ではなく植物と同等のもので、その存在は欠かせないものです。私が理想とする鉢と植物の関係を加藤さんの個展ではいつも感じることができます。



今回も素敵な盆栽たちに出逢う事ができ、とても幸せな時間でした。
加藤さん、小沼さんありがとうございました。